サイトアイコン STEP BULATS対策パーフェクトマスター

STEP BULATSで高スコアを得るには評価・採点基準を理解しよう(Writing編)!

STEP BULATS Writing試験の採点基準

私の英文、どんな風に採点されるのかしら・・・

このページでは、STEP BULATS Writing試験の評価・採点基準をご紹介しています。
STEP BULATSで良いスコアをゲットするには、まず敵を知ることが大切です。対策を練る前に、まずSTEP BULATSのWriting試験の評価・採点基準を理解しましょう。
ここで紹介している5つの評価・採点基準を意識した回答を作成することができれば、スコアアップは間違いなしです♪

 

STEP BULATS Writing試験の評価・採点基準は全部で5つ

STEP BULATS Writing試験には合計で5つの評価・採点基準が定められており、採点者もこれらの項目に基づいて採点します。
具体的な採点基準は以下の5つです。
  1. 問題文の指示を守っているか
  2. 文章構成フォーマットに従っているか
  3. 文法・スペルに間違いはないか
  4. TPOに応じた表現になっているか
  5. 多彩な語彙、文型が使いこなせているか
これら1から5までの採点基準は、優先度が高い順に並べています。採点上は1が最も重視され、スコアへのインパクトも大きいということです。
特に採点基準の4と5は、表現を身に付けるのに多少の努力と時間を要するので、BULATS試験本番まであまり時間的余裕がない場合には、1~3の評価基準を満足することを優先するとよいでしょう。
それでは評価基準を1つずつ詳しく見ていきましょう。

1.問題文の指示に従っていること

まずは大前提として、問題文の指示に従っていることが採点上重要視されます。

具体的には、「Word数制限を満たしているかどうか」と「回答に含むべき3つのポイントを含んでいるか」です。

(1)word数制限を守っていること

Writing試験のPart1のEメールでは、50~60words、Part2の報告書では、180〜200wordsというword数制限があります。これらをきちんと守りましょう。
2018年以降のオンライン試験では、タブレット画面に現在のword数が表示されるようになりましたので、以前のペーパー版試験よりもこの採点基準は守りやすくなっています。
なお、word数制限は最低単語数と最大単語数が両方指示されたうえでその幅の中に入ればよいとされていますが、実態としては最低word数を満たしていない場合のみ減点対象となります。最大word数を超えても問題ありません。
ということで、最低word数以上を書く、ということに気を付けましょう。

(2)ポイントの3点を回答に含んでいること

Writing試験では、Part1、Part2ともに、この項目には触れること、とポイントが3点出されます。この項目を漏れなく回答に含むようにしましょう。
Part2には、この他にも重要と思うことを書きなさい(Write about any other points which you think are important.)との指示が問題文にありますが、これは無視して構いません。その他重要ポイントを書かなくても減点されることはありません。
この文章に気をとられて何を書こうかと考えるのに時間を費やしてしまい3点書けない、というjのが最悪なパターンです。
また、回答を作るときには、ポイント1項目につき1段落で書くようにします。1つの段落に2項目、3項目入れはいけません。英語は1パラグラフ1トピックが基本です。
さらに、各段落の最初の一文(トピックセンテンス)でポイントに関する考えや答えを書くようにします。続く二文目以降(サポートセンテンス)で例示や根拠を書きます。これは2項目目のフォーマットのルールにもつながるライティングの基本です。

2.文章構成のルール(フォーマット)に従うこと

日本語でエッセイや報告書を書くときに、序論、本論、結論などと基本構成が決まっているように、英語でも文章の構造が決まっています。このフォーマットに従って書きましょう。

(1)5段落構成が基本

ライティング試験のPart1、Part2とも、基本的なフォーマットは共通で、合計5段落構成です。最初の1段落(Open)で挨拶やイントロダクション、続く3段落(Body)でお題の3項目、最後の1段落(Close)でまとめや結論を書く、といった具合です。

(2)Bodyの各段落はトピックセンテンス+サポートセンテンスで構成

採点基準の1項目目でも触れましたが、各段落に主張を書く場合には、最初の文がトピックセンテンスとなり、その後のサポートセンテンスで理由や例を書く、といった構成が基本です。
このため、各段落は少なくとも2文は書くようにしましょう。こうすれば、自然とword数の最低制限をクリアできると思います。

(3)箇条書きはやめましょう

普段、ビジネスメールや報告書などで要点をまとめるために箇条書きを使われる方も、STEP BULATSのWriting試験では、基本的に箇条書きは避けた方がよいでしょう。

箇条書きは採点基準上で加点対象となってない一方、論理展開を行う上で適切なディスコースマーカー(Therefore,、Meanwhile、Howeverなど、順説、逆説、対比などの表現)が使えているか、というのは採点基準に入っています。

箇条書きの代わりに書き下して論理的な文章構成にしなっていることをアピールしましょう。

(4)プラニングの時間を取ろう

良い構成の文章を作るためには、焦っていきなり書き出さす、必ずプラニングの時間を設けましょう。

まずは、問題文で指示される3つのポイントそれぞれについて何を書くか考えます。そのあと、それに対応した前書きを考えて、考えがまとまったら書き始めます。このステップを省くと支離滅裂な論理展開になったり、後で手直しすることになって余計時間がかかります。

急がばまわれです。プラニングの時間を取りましょう。

プラニングするときには、タブレット画面に箇条書きで書き出しておくのもよいでしょう。後でこのまま流用できますし、しなければ消せばよいだけです。

プラニングの時間としては、Part1で2分、Part2で4分程度を目安にするとよいでしょう。

(5)Part1とPart2のフォーマット詳細

上では5段落構成、という基本だけ紹介しましたが、Eメールにおける宛先の書き方、レポートの書出しや結論の書き方など、問題ごとのより詳細なフォーマットについては、また後日別の記事でご紹介予定です。
Writing試験 Part1︰
・メールの定形フォーマット
Writing試験 Part2
・レポートのフォーマット
・レターのフォーマット

3.間違いがないこと

これは当たり前ですが、文法や綴りに間違いがないことも採点基準に含まれています。
回答を作成し終わったら、必ず最後に2〜3回見直しましょう。このプルーフリードのときに気をつけるべきポイントは以下の通りです。
・スペルミス
・句読点
・単数複数
・不定冠詞、冠詞の使い分け
・時制
・前置詞
など
プルーフリーディングの時間はPart1で2分程度、Part2で4分程度を目安にしましょう。先のプランニングの時間も考えると、Part1とPart2の目安の時間配分はこのようになります。
Part1︰トータル15分
・2分︰プランニング
・11分︰ライティング
・2分︰プルーフリーディング
Part2︰トータル30分
・4分︰プランニング
・22分︰ライティング
・4分︰プルーフリーディング
上記はあくまで管理人が普段気を付けている目安の時間なので、ご自分のやりやすいように調整すればOKです。

4.TPOに応じた表現の使い分け

TPO(相手や状況)に応じて表現を変えているか、というのも採点基準です。言い換えれば、丁寧さ(フォーマルさ)をいかに適切に使い分けられているか、ということです。

日本語で初対面の人や目上の人には敬語を使うように、英語でも相手に応じた言葉の使い分けがあります。

相手に応じた表現の使い分けとは、基本的なところでいえば、例えばメールの宛先を書く場合には、同僚であればDear Jack、取引先であれば、Dear Mr./Ms. Bauerと使い分けることなどです。
上司向けに報告のメールをする場合と、顧客にクレーム対応の連絡をする場合には使う表現、丁寧さが違ってきます。
このあたりの使い分けをしっかりとできているかどうかでスコアに差が出てきます。

これはビジネスの世界では当然ですが、中学高校英語ではあまり学ばないため、STEP BULATSの受験用に改めて勉強しましょう。

状況に応じた表現の使い分けについては、後日別の記事でご紹介したいと思います。
・TPOに応じたフォーマルさの使い分け(Writing試験 Part1)
・TPOに応じたフォーマルさの使い分け(Writing試験 Part2)

5. 表現や語彙の多彩さ

多彩な表現や語彙を適切に使いこなせるか、という項目も採点基準に入っています。
例えば、謝罪をする場合、I’m sorry for what I did.というようにsorryを用いた回答をしても当然英語としては成立しますが、あまり高スコアは望めません。
より評価が高い表現とするなら、I would like to express my deep regrets and apologize for what I did. というような表現にします。
このように、多彩な表現を使いこなすためには、多くのビジネス英語に触れて定形文をたくさん覚え、それをアウトプットする練習をすることが必要です。
Writing試験で役立つシーン別の表現集については、後日別のページでご紹介予定です。
また、少し別の観点になりますが、問題文にある単語や表現をそのまま繰り返し使うのではなく、言い換え(パラフレーズ)するようにしましょう。同じ表現を繰り返し使うと、語彙力に問題ありとされ、減点対象になってしまいます。

(番外編)逆に上の5点以外は採点対象となりません

STEP BULATS Writing試験では、上記5点の評価基準がありますが、裏を返せば、これら以外の事項は評価対象になりません。
例えば、些細なトラブルを起こした従業員についてら直ちにクビにすべきだ!と非人道的な考えを記載したとしても、その内容によって減点されることはありません。
また、例えば、日本生まれ日本育ちの受験者が自分が若い頃に海外に住んでいた経験からすると…などと事実と異なる解答をしたとしても減点対象にはなりません。
あくまで、上記5つの観点のみから採点される、ということを覚えておいて、自分が書きやすい構成でストーリーを作りましょう。

Writing試験の評価・採点基準のまとめ

ここでは、STEP BULATS Writing試験の評価基準・採点基準をご紹介しました。まとめると以下の5点です(配点ウェイトが高い順)。

  • 問題文の指示に従う
  • 文章構成フォーマットに従う
  • 文法、スペル間違いをしない
  • TPOに応じた表現をする
  • 多彩な表現、語彙を使用する

ライティング試験を受験する際には、これらの評価基準を押さえた回答を作ってより高スコアを目指しましょう♪

それでは!

モバイルバージョンを終了