このページでは、STEP BULATS試験において受験者が心得えておくべき注意事項をご紹介しています。
ここでご紹介しているような注意事項は、STEP BULATS試験の開始前に英検協会のスタッフの方からアナウンスがあるので、覚える必要はありませんが、こんな注意事項がある、ということを知って予め心の準備をしておくとよいでしょう。
Speaking・Writing試験共通の心得
心得1:携帯電話の電源は切りましょう♪
まずはこの手の試験ではお決まりのルールなので、STEP BULATS試験に限ったことではありませんが、試験中は携帯電話の電源を切っておきましょう。
試験前の試験監督からのアナウンスでも、携帯の電源を切るようにアナウンスがあります。途中で鳴ったらご退席頂くこともあります、とのお決まりの脅し文句付きです。
ちなみに、英検の一次試験などでは、机の上に携帯を出させられて、試験官が電源が切れていることを席を回って確認しますが、STEP BULATSの場合には、アナウンスのみです。試験官が一人一人のところを回って電源OFFを確認するといったことはありません。
心得2:個人情報入力欄の生年月日は日・月・年の順で!
Speaking試験、Writing試験ともに、受験用のトークンを入力した後の最初の画面で自分の名前や出身地、生年月日などを入力します。
この際、生年月日は必ず日・月・年の順番で書きましょう。具体的にはDD/MM/YYYYの形式です。
例えば、2003年4月7日の場合には、07/04/2003となります。鉄腕アトムの生まれた日です。
アメリカ英語に慣れた方はついつい月・日・年の順で書いてしまいがちですが、BULATSはケンブッジ大学のESOL(英語試験研究機関)が開発した英語試験です。
イギリス式に日・月・年の順で書きましょう。
心得3:試験用トークンはお間違いなく!
STEP BULATS試験がオンライン化されてからは、受験者はタブレット画面にトークン番号を入力して試験を開始します。
このトークン番号は受験者ごとに固有に割り当てられたものです。また、同じ受験者でもWriting、Speaking、Reading&Listeningの試験ごとに番号が違います。このため、トークン番号を入力するときには注意して間違わないようにしましょう。
Reading&Listening試験のトークン番号は8桁、Writing試験のトークン番号は9桁、Speaking試験のトークン番号は10桁と、運営側も一応は間違わないように工夫しているようですが、無意味なアルファベット大文字と数字の組み合わせなのが間違いを誘います。
トークンの入力や個人情報入力の時間は試験時間に含まれないので、焦って記入する必要はありません。
落ち着いて、ゆっくりと、確実に入力するようにしましょう。
心得4:試験中にはメモを取ってOK♪
Writing試験、Speaking試験とも、試験中にメモを取りたくなった場合は、メモを取ってOKです。
オンライン試験の場合には、問題用紙や回答用紙がないため、メモを取る場合にはトークンの書かれた紙の裏側を使います。なお、トークンの書かれた紙は試験後に回収されますので、持ち帰りは不可です。
ちなみに、管理人はメモを書くのはあまりおすすめしません。
メモを書くとどうしても時間がかかりますし、思考が止まりがちです。
時間との勝負であるSTEP BULATS試験では、メモを取らずに頭を動かすことに時間を使うことをおすすめします。
最初はなかなか難しいですが、反復練習すればメモを取らなくても回答できるようになります。
心得5:試験前に画面(文字)サイズを最適化しよう
オンライン版のSTEP BULATS試験は、タブレット端末のブラウザ上で試験を行います。
このタブレットの画面がまた小さいんです。きちんと計ったわけではありませんが、目測で10inch程度です。
このため、文字も小さいです。
若い方はあまり問題ないかもしれませんが、老眼が入って来ている方にはキツィかもしれません。試験中にパニックにならないように、個人情報の入力画面で文字が見えるようにブラウザの拡大倍率を調整して適正な文字サイズにしておきましょう。
ブラウザの画面の拡大倍率は、キーボードのCtrlキーを押しながらマウスのスクロールボタン回すと調整できます。
あまり拡大しすぎると、次の画面に進むための「Continue」ボタンが画面下に隠れてしまう場合がありますので、ブラウザ右端のスクロールバーを引っ張って画面を下に移動するか、マウスのスクロールボタンで移動しましょう。そうすれば「Continue」ボタンが現れるはずです。
Speaking試験の心得
心得1︰ヘッドセットは正しく装着しよう
Speaking試験は、タブレット端末につながれたマイク付きヘッドセットを装着して行います。
このヘッドセットは密閉式なので、他の受験者の声などの雑音はほぼシャットアウトされて試験に集中することができます。
以下はヘッドセットの使い方ですが、管理人が受験した時と変わっている場合もあるので、参考扱いにして、実際には当日の試験官の説明を聞いてください。
- ヘッドセットには、インカム式のマイク付属しています。このマイクが顔の左側になるように装着します。
- ヘッドセットにはボリュームコントローラがついています(ヘッドセットとタブレットを繋ぐケーブルの真ん中くらいにあります)。
- 試験前に音声チェック(マイクチェック)の画面が現れますので、このときに音量の大小を調整します。
- コントローラには電源ボタンがついているので、そもそもONになっていることを確認しましょう。
心得2︰マイクチェックは抜かりなく!
試験前にマイクチェックの画面が現れますので、ここでマイクに問題がないことを確認しましょう。
画面に録音ボタンがあるので、これを押してから自分の声を吹き込みます。
最初は少し恥ずかしいですが、他の受験者もヘッドセットをしているので声はほとんど聞こえません。one, two, threeなどと言って声を録音させましょう。
録音が終わったら、そのすぐ下にある再生ボタンを押します。これで自分の声が再生されるのを確認します。
ボリュームに問題ないか、音割れなどがないかといった点でチェックします。
心得3:試験中の途中退室は禁止!
Speaking試験では、試験中の途中退室は認められていません。試験前のアナウンスでも、途中退室不可、と言われます。
どうしてもトイレに行きたくなった場合は・・・どうなるんでしょうね。管理人はトライしたことがないので知りません。試験は強制終了?なんてことになるのでしょうか・・・。
もしものときはやむを得ないとして、トイレは試験前にきちんと済ませておきましょう。
Writing試験の心得
心得1︰コピペはできません!
Writing試験は、タブレットに付属のキーボードで画面に回答を打ち込んでいく形式ですが、普段のパソコン作業で何気なく使っているコピペ(Ctrl + C ⇒ Ctrl + V)は使えないように設定されているので注意しましょう。
例えば、イントロと結論の文だけ先に書いておいて、下の方に下書きしておいたボディーを挿入しよう、などと考えているとコピペできないことに気づいた瞬間パニックに陥ることでしょう。
Writing試験の文章は最初から一気呵成で最後まで書き上げることをおすすめします。
心得2:Part1、Part2はどちらから始めてもOK♪
Writing試験は、Eメールを作成するPart1、報告書を書くPart2の2部構成です。
このうち、どちらから始めても構いません。制限時間内であればそれぞれを行き来することもできます。
管理人のおすすめは、配点の多いPart2からスタートする方法です。
Writing試験の配点は、Part1が1/3、Part2が2/3を占めます。もしも時間切れになった場合を想定すると、配点の多いPart2で時間切れになって中途半端な回答になるよりも、配点の少ないPart1で時間切れになってが中途半端な状態になった方がダメージが小さくなるためです。
よっぽど時間に余裕がある人でなければPart2からスタートすることをお勧めします。
心得3:禁断のボタン「End test」は押さないように!
Writing試験の画面の下には「End test」のボタンがあります。間違えてこのボタンを押してしまうとその場でWriting試験は強制終了となります。もう後には戻れないので、絶対に間違えて押さないように気をつけましょう。
時間が余った場合には、この「End test」ボタンを押して静かに途中退室OKと言われていますが、途中退席するのはもったいないです。
時間が余ったらひたすらプルーフリードをしましょう。Part1、Part2ともじっくりと見直せばそんなに時間の余裕はないはずです。
心得4:Writing試験は途中退室OK♪
Speaking試験の心得のところにも書きましたが、Writing試験の場合は、Speaking試験の場合と違って途中退室OKです。
このため、Writing試験とSpeaking試験の同時受験の場合には、先にSpeaking試験を行うことが多いようです。
STEP BULATS試験における受験者の心得まとめ
このページでは、STEP BULATS試験における受験者の心得として、試験前にアナウンスされる注意事項をご紹介しました。
注意事項をまとめると以下の通りです。
(Speaking・Writing試験共通)
- 心得1:携帯電話の電源は切りましょう♪
- 心得2:個人情報入力欄の生年月日は日・月・年の順で!
- 心得3:試験用トークンはお間違いなく!
- 心得4:試験中にはメモを取ってOK♪
- 心得5:試験前に画面(文字)サイズを最適化しよう
(Speaking試験)
- 心得1︰ヘッドセットはきちんと使おう
- 心得2︰マイクチェックは抜かりなく!
- 心得3:試験中の途中退室は禁止!
(Writing試験)
- 心得1:コピペ不可
- 心得2:Part1とPart2はどっちから初めてもOK♪
- 心得3:End testのボタンは押さない!
- 心得4:途中退室OK